先日、トイレの増築の件で打合せしたお客様から、「通路となる部分を広く取りたいから、トイレのドアの開く向きを、内開きにしたいけど、どうかな~?」という質問を受けました。
そこで、トイレのドアが外開きになっている理由を説明しますね![]()
確かに、一見すると、トイレのドアの開き方を、内側に変更すると、「廊下が広くなる」「ドアを開けたときに廊下を歩いている人とぶつからない!」と、全ての問題が解決できたように見えます!!
が・・・。
いえいえ、どうしても、廊下幅を広く確保したいのであれば、他の方法を検討しましょう!
主に、ご家族のみで生活していく住宅で、少なからず、お互いに気配を感じあっていれば、毎回トイレのドアを開けた時に廊下でぶつかってしまう。という機会は、本当にそんなにありえますか?
ちょっと、上から目線のような、嫌な返事になってしまうかもしれませんが、こう答えさせて頂くことになると思います。
それは、どうしてか?というと・・・。
最近では、脳梗塞、脳卒中などでトイレの中で倒れてしまうケースが増加して来ています。倒れなくても、中で体調が悪くなり座り込んでしまったりしたら・・・。
中に倒れてしまっている人の身体に当ってしまい、外からドアを開けて助けに入れない!!という事になってしまいます。
更に、車椅子では、ドアが内側に開くスペースをプラスして、トイレの広さを設定しないといけないです。
また、住環境への意識が高まり、バリアフリーに配慮した住宅が増えてきました。結果として、廊下とトイレの床の段差を無くしたお家が、最近では一般的になってきていると思われます。
我が家では、トイレにスリッパを置いていないのですが、スリッパを置かれているお家では、スリッパ置場に困ってしまいますよね。
内開き扉では、開けた時に、スリッパを引っ掛けてしまいます・・・。
こうして考えていくと、ドアを開けた時の危険さえ防ぐ事が出来れば、トイレの扉については、外開きが便利になってくるのです。
また、外開きであれば、中にちょっとしたミニカウンター式の手洗いを設置したい!というご要望も、なんなくクリア出来ちゃいます![]()
トイレのドアの開き方一つでも、実は理由があっての事。
ですが、何の説明もなければ、知らずに通り過ぎてしまう事が多いですよね。
お客様たちからしてみたら、「なせ?」「どうして?」と感じられる部分でも、私達からしてみたら、通常のこと。として通り過ぎてしまう部分も、正直あります。
ですが、このすれ違いが積み重なっていくのは、とっても怖いこと。
ほんの少しでも気持ちで引っ掛ってしまったこと、疑問に思ったことは、何でも聞いてください。![]()
その理由が分かれば、更に、素敵なお家づくりが楽しめます!!![]()







