『プレカット』について、少し紹介させて頂きます!
私の大切な仕事の中の1つに、現場が着工する前に「プレカット」のチェック→業者さん・棟梁交えての「プレカット打合せ」という工程があります。
構造計算しても、実際の現場で使われる材が異なっていたり、サイズが違っていたり、また、梁の掛け方が少しでも違っていたりすると、力の伝わり方が変わってきてしまいますので、この部分のチェックと打合せ参加は、絶対に手を抜けません!(とっても、それ以外も抜いていませんが・・・(笑))
こんな事やってます(笑)
ん???『プレカット』って感じですよね?
多分、専門用語になってしまい、???という感じですよね。
ひと昔前の木造住宅の建築は、建築現場に作業小屋などがあり、その中で大工さんたちが木材を加工していました。ですので、現場に届く木材は、製材所で規格化された寸法に切断された製材品で、実際の建物の各部位の寸法にあうように木材を切断し、ホゾなどと呼ばれる仕口、継手加工は、作業小屋の中で大工さんたちがやっていた作業だったんです。
が、プレカットとは・・・
製材された木材が、プレカット工場で加工されて現場に届くので、実際に現場に届く木材は、必要な長さに切断されているだけでなく。継手、仕口の加工まで施された状態の木材なんです。これが、プレカット。
メリットも沢山あります。
●長い柱や太い梁であっても高精度に加工できる。このため、柱と梁を組み上げただけの初期の段階でも建築物の揺れが小さく安定性が高い。また、その上で作業をする者にとっての安全性も増す。
● 従来の手刻み加工では不可能、または作成に長時間を要していたような複雑な継手、仕口も短時間に量産できるため、建築物の耐久性を安価に向上させることができる。
●大工職人等の技量や建築現場の気象条件等のさまざまな不安定要素に左右されることなく、均一な部材を安定して調達できる。
●工場ではつねに複数の案件を加工しており、端材の発生場所が1ヶ所にまとめられるので、リサイクルなどに有利である。
●そもそも、大工仕事に従事する職人の数が減っているため、プレカットなしで木造の建築をすることは、とりわけ着工件数の多い大手住宅会社においては経済的に難しく、メリットというより必須である。
という事です。
もちろん、デメリットとして考えられる点もあります。
一言で言うと・・・例外的な事柄に対応するのが難しい。
●木材個々の反りなどに対応しづらく、狂いの多い材は機械が停止してしまう。よって必然的に、品質が安定している海外産の集成材が優先して使われ、国産材を使いたいというニーズに応えにくくなる。
● 加工の不具合が現場で判明した場合、材の修正加工が難しい。かつては、かりに材を切る場所を間違えてしまったとしても、現場にある別の材でやり直すことができた。一方、プレカット工場から届いた柱が短すぎた場合、現場に予備の材がなければ対応は不可能で、工場から正しい寸法のものを再送してもらうしかない。このようなことがあると、上記のスケジューリングの難しさが増す。
●プレカット工場によっては、経営上の理由から、あらかじめ工場の在庫品としてストックしている木材の加工と供給にのみ応じ、建て主から持ち込まれた特別な材の加工に応じないところもある。
等が挙げられます。
ですが、このデメリットについて、正直あまり心配した事がありません!
これが、私の自慢出来る利点!!
なんといっても、このデメリットとして考えられるような出来事が仮に起こったとしても、その場で臨機応変に対応してくれる棟梁・職人さんたちが一緒に組んでくれているからです!!
ですので、プレカットの打合せの時にも、業者さんが、ほんのすこ~し難しそうな顔をすると、棟梁が、「ここは自分たちで加工するから心配ない!」と言ってくれます!なんと頼もしい!!
ですので、構造計算、プレカットの打合せの部分が無事に終了すると、私の大きな山場が、1つ終わった!!という安心感で現場の着工を迎えられます![]()
ちなみに・・・
現在進行中の高山の現場は、継手、仕口は、現場で棟梁が全て手加工でやってくれています!
これが見れるって、ほんと幸せです![]()


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